特別リポート:「スバル」快走の陰で軽視される外国人労働者
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製造業従事者には是非とも読んでほしい記事。労働問題に日頃無関心というわけではないが、やはり現場サイドの実態は知るべきなのだろう。
それにしても、日本人の若年層が減り人手不足なので移民は必要、などとの議論になりがちなのだがその一方で就職が厳しい人の話も聞くわけでこの辺り、需要と供給のミスマッチが起きてるなあ、と感じる。
本来であればアメリカと同じようにそれなりの賃金を払えばそれなりの人が来てくれると思うのね。日本の製造業は人件費をコストだと思ってどんどん切り詰めてグレーな抜穴も使ってまで利益を捻出するのが美徳だと思ってる節があるのだけど、生産性を上げる、という観点がいつも抜けてる。幾つか思ったこと
・利益が出ているからこそ、エコシステム全体がその恩恵を受ける必要はある。Appleの例と同様に、自分たちが直接管理しているわけではないから分からないで済まされる時代ではなくなってきている
・それはコストが発生する。コストを払うのは消費者
・本報道は、調査もされていて、素晴らしい。ただ調査されているからこそ、例えば常勤期間従業員や米国従業員と給与差があるのを感情的に取り上げてほしくなかった。賃金差は地域や雇用形態によってあるのは当たり前で、それ自体が論点なら特定のケースではなくそこを論点として取り上げるべき。もちろんそれぞれが法律内で執行されるべきというのは前提で、例えば従わなければ解雇すると言った部分は労働者の保護が十分にされていないという印象はある。
・記者は3名、うち2名は日本人ではない方だと思う。日本中心の記事で、それを日本人ではない人たちが主となって書いたという事実はメディアとして受け止めるべき。自分たちで自浄作用を持って自国のことを発信していくことが、一番誤解を受けない報道の在り方。日経のFT買収などで、海外から様々な見方をされるが、その一端はこういうところにもあると思う。