オリンパス元社長ウッドフォード氏が問題提起 日本の新聞報道
法と経済のジャーナル Asahi Judiciary
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注目のコメント
志田さんがPickしてくださった2012年の記事。オリンパス事件は、海外からみた日本のビジネス報道に関して、明確に一石を投じ、また印象に残っている事件だと思う。FACTAの報道がすべて正しいわけではないと思うが、本件に関しては先んじていて正確だったにもかかわらずウッドフォード氏の辞任及びFTを通じた告発がされるまで3か月、日本の主要紙が取り上げなかったのは事実。
この「印象」があるため、日経新聞によるFTの買収が、海外で「今後もFTがちゃんと報道できるのか」という懸念を引き起こしている。懸念は相手がどう思うかでコントロールできるものではないから、それが合っている・間違っているの議論をしてもしょうがなく、実績を伴って今後解消していくしかない。この問題は発覚当初から興味深く追っていましたが、日本の経済界に深く根付く「安定願望」の既得権益者と、それを法の平等に則った競争にしようとする「ガイジン」(他国人だけとは限らず)との長い闘いの一つでしょう。少しずつ既得権益が崩れ、チャンスの機会が開かれることを期待しています。