アクセンチュアも開発失敗で日本通運に巨額損失…外資系ベンダに警戒広まる
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元国内大手SIer社員ですが、国内系のベンダは訴訟に至る前に折れる傾向はあると思います。検収で顧客がゴネたら赤字を掘って人員を追加投入してでも顧客満足に至るまでデスマーチするということが実際にありました。
ただ、DXや生成AIの活用など時にはスタートアップとも協業してオープンイノベーションを推進していかなければならないユーザー企業としては、このような訴訟を起こすこと自体が「詳細に要件を詰めて慎重に契約合意しなければ係争関係になりかねない、他責思考で面倒なレガシー大企業」と認識されて国内ベンダーからの提案にもリスクバッファが乗せられる可能性があります。結局それは将来の高額な提案金額と請求に転嫁されるので、自分で自分の首を絞めることになるんですよね
“「国内系のベンダは顧客企業との関係やイメージ悪化による将来的なビジネスへの影響などを考慮して、顧客企業との訴訟を回避しようとする傾向があります。そのため、発注元の企業から無理難題を注文されても、なんだかんだで応じてしまうということは実態として多いです。一方、外資系ベンダは相手企業との間で係争が生じれば裁判をして裁判所に判断を委ねるということを厭わないので、たとえ相手が顧客企業であっても係争となれば徹底的に争ってきます。そこは日本系と外資系の大きな違いです」(大手SIer社員)”大規模な基幹システム刷新で品質不良のため開発が遅延することは割とあります。発注者の要件定義の甘さと、受注者の品質コントロールの弱さが相まって起こりがちです。どちらか一方が100%悪いことは少ないでしょう。
遅延だけなら、どちらかが費用負担して乗り切ることが多い気がします。でも開発中止となると訴訟沙汰になることも増えてきた印象があります。
両者のスキル不足はその通りですが、それは昔から指摘されてきたことです。システム統合という大規模化、クラウド始めとする技術難易度アップで、さらにスキルギャップが広がったかもしれません。日本通運が、システム開発を委託したアクセンチュアに、損害賠償で提訴。
江崎グリコでプッチンプリンが出荷できなくなったシステム更新作業は、デロイト トーマツ コンサルティングが主幹事ベンダ。
この記事は、外資系コンサルティング会社とのシステム開発でのトラブルについて、書かれています。
日本企業でのシステム開発の問題・課題がよくわかります。