Windows 10効果に悲観的なPC業界
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注目のコメント
個人的には、そもそもOSサイクルによる交換サイクルはほとんど消えているという認識。単純に①普及して、②進化しなくなって、③価格も下がらなくなっているから、だと思っている。
②に関しては、Intelの最近のモバイルCPUは、演算能力はほとんど上がらず電力パフォーマンスだけが改善している状態。モバイル性能は上がっているが、電源つないでいる人には買い替えるインセンティブがない。
その割には価格は下がっていない。ドル高の影響はあるかもしれない(IntelやMSのメーカーへの価格など、ただ検証はしていない)が、パフォーマンス当たりの価格みたいな指標があれば、スマホとは全く違うフェーズ。
半導体を用いた電子機器は「改善しながら、安くなって、需要を喚起」というのがこれまでのパターン。また規格サイクルの終焉は次の製品が出ることで起こることが多い(CD→iPodなど)が、生産性ツールとしてPCを代替するものは、タブレットも達していないと思う。
結論、PCに関しては、冷蔵庫などの白物に近づいている印象。白物も進化はあるがスピードは遅く、耐久性やサポートが重要。この未知の変化に対してPC業界どう対応するかというのは、今後のケーススタディとしてしっかり見たい。7月29日に、Windows 10の立ち上げイベントが世界13都市で開催されるようだ。Windows 8の時はUIの大幅刷新があったので話題になったが、今回はどうだろうか。PC市場の不振に関しては、kikidiaryさんのコメントを参照。
下記引用。何か違う気がする。
「同社の世界中の従業員に対し、来年1年間に1日、自分のコミュニティーでのボランティアに充てるための特別休日を与える」
https://newspicks.com/news/1059784PC不況の理由はとのこと。納得感はある。
1.世界的な経済先行き不透明感の増加によるPC購入控え
2.Windows10前の買い控え
また、自動Updateもあるので買い替え需要というのもあまり望めないのでは、という話。Windows XPサービス終了の方がよほど需要を喚起したということを考えるとうなずける話ではある。