DIC川村記念美術館が休館、企業の文化活動の本気度問う 編集委員 窪田直子 - 日本経済新聞
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DICの川村美術館について、コレクションやほかの企業ゆかりの美術館の運営方法についてまとまっている。
報道が出てから色々見ている。当初はDIC・美術館が保有する形となっている資産と創業家の株を交換する形が良いかと思っていたが、幸か不幸か評価額としてそれではできないレベルのコレクションに、なっていそう。
部分的に美術品を売却、残ったものと創業家の株を一部交換、ダウンサイズした美術館を財団として創業家が売却しなかった株を原資に都内で運営、といった形が着地点になるのではないかと思う。
なお、難しいのだが、現在の経営陣は、むしろ株主による外圧を善しとしているかもしれない。資本市場を意識した経営をするために、合理的にはその方が良いことは明白。ただ創業家の持ち分があるなかで、なかなかそれを実現しにくい現実はあろう。
実際に、現在の社内取締役は現社長の池田氏と創業家で取締役の川村氏以外は、経営戦略部門出身でその際に「川村記念美術館担当」となっている。現在の池田氏が異端で、変化の兆しを象徴しているように見える(そしてそれを実現させたあたりが、歴代の非創業家の取締役や社外取締役の意思もあったのではないかと思う)。
DIC川村記念美術館、25年1月下旬休館-資産見直しで運営中止も(Bloomberg)
https://newspicks.com/news/10459858