フェイスブック日本戦略「3つの大誤算」 - 今週の週刊ダイヤモンドここが見どころ
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この記事は面白そうだ! 先月シリコンバレーのFacebook本社を訪ねたが、アメリカでは日本と違い桁違いの利用者と圧倒的にこれまでの如何なるメディアをも凌ぐ効率的な広告コミュニケーションが展開されている。ところが日本はというとTwitterやLINE、あるいわ無料動画のYouTubeに主導権を奪われている。クライアント側も21世紀の消費者コミュニケーション戦略で優勝劣敗が明らかになろう。
①ナショクラとの関係悪化と②アドテクについてコメントします。
①コレは期待値のズレが関係悪化をまねいたと思います。
ナショクラが使っているシステムベンダは、通常、要件定義、設計、プログラムを書く、テスト、リリースという順序をたどることが多いです。ていねいに御用聞きしている感じです。
他方でFacebookはスピード重視。顧客の要望も仮説に過ぎないので、いろいろ変更しながら検証していきます。アルゴリズムの変更をクライアントに、そして日本法人に伝えないこともよくあると思います。
どこかの広告営業が期待値のコントロールをミスして、Facebookを悪者にしたのかな(笑)、と思えてきました。
②個人的にはクリック率の予測精度に注目していました。論文を読み進めると、Yahoo、Facebook.、microroftなど、様々な企業の研究者が共同研究しています。また賞金付きの精度向上コンテストがオープンに行われています。こうなると基本のアルゴリズムはあまり大差ないのではないか、と思えてきます。
しかし、それでも成果に大きな差が出ます。いくつかの要因が善循環しているためですが、複数のメディアと直接つないでいたり、独自のメディアネットワークをもっている業者は大量のデータを集められるので、精度が向上し、競争優位を作りやすいようです。