米国株式市場=S&Pとナスダック下落、決算控えエヌビディアに売り
AI要約
- 1米株式市場は、エヌビディアの決算発表を控え、S&P500とナスダックが下落し、ダウは小幅上昇
- 2エヌビディアは2.25%安、テスラも3.2%安。中国のEVに対する関税強化が影響
- 3業種別では情報技術や一般消費財が下落し、エネルギーは1.11%上昇
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注目のコメント
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高となり、終値ベースでの最高値を更新。
一方、IT・ハイテク株へは戻り売りが強まり、ナスダックは下落。
今週のエヌビディア<NVDA>の決算を控えた調整お約束的に入ってます。
先週までのFRBの利下げを期待した動きも本日は一服していましたが、先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を受けて、市場は利下げ開始を改めて確信しています。
議長は「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ次第」と語り、想定通りの内容ではあったものの、米株式市場はポジティブな反応を示していました。
利下げペースについてのヒントはありませんでしたが「9月、11月、12月に0.25%ポイントずつの利下げが行われるだろう。なぜなら、FRBは市場に対して、自分たちが遅れを取っていないことを知らしめたいと同時に、急激な利下げには踏み切らないという姿勢をアピールしたいと考えているからだ」とのコメントも聞かれます。
短期金融市場では年内1%ポイントの利下げを織り込む動きもなお見られています。
米株式市場は8月初旬の急落を取り戻し、最高値を試す動きが出ており、今週はエヌビディア<NVDA>の決算が予定されていますが、その反応次第では最高値突破の可能性もあるとの指摘も出ている状況。
金利もVIXもジワリ上昇し、原油価格も上昇。
センチメントはGREED寄り中立継続。
28日のエヌビディア決算は好決算ではなく神決算である必要あり、29日の新規失業保険件数にも注意要です。
私見では年内1〜2回利下げならソフトランディングと言えそうですが、4回とかだと結局ハードランディングと言えそうで現在の株式市場は調整キッカケ待ち局面と言える気がします。
キッカケがエヌビディア決算なのか、失業率はじめ雇用関係指標なのか。
いづれにせよ遠くなくシートベルト要だと思います。明後日29日5:20は正座してエヌビディア四半期決算発表ですね(笑)
時間外で爆上げ期待ですが、マーケットの解釈に週末までかかる可能性も考慮してます。
それまで今週は出来高も少ない夏なのと、決算前の利益確定が出るので調整です。
来週末の雇用統計をうまくこなせば、センチメントは改善して、アメリカ全面高が続く気がします。