シンガポール、「シェア育休」へ ウォン首相、計10週間の新制度
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育休をとって価値観が変わった、という男性の声はよく聞きます。
女性だけが長期間育休をとって男性はこれまで通りの働き方だったところから、男女ともに働き方や家族との関わり方を見直すことが当たり前となっていきます。企業もこの個人の価値観変化を捉えて、人材獲得・定着のための変化が求められますね。ウォン氏の「父親が稼ぎ手で、母親は世話という考えを変えなければいけない」との認識は、同意しかありません。「男性絶対稼ぎ手社会」からの決別を宣言したようなものでしょう。少子化進行に歯止めをかける真剣さが伝わります。
男性育休2週間が義務付けられているにもかかわらず、「男性の2人に1人が育休を取得」(ウォン氏)とする整合性がよく分かりませんが、義務化は多少のハレーションを孕むので、注意が必要です。殊更、日本においても。シンガポールの出生率は日本の1.2を大きく下回る0.97。日本よりも随分、子育てしやすい環境ではあるけど、出生率は下がる一方。詰まるところ、少子化解消に重要なのは、結婚率の低下と晩婚化の解消。前者は経済問題だけど、後者は女性の社会進出が主因だから解決はかなり難しい