【驚異】プラナリアの「再生遺伝子」でハエの寿命が伸びた
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サイエンスの魅力や奥深さを伝える「ディープな科学」、今回は全身レベルの再生能力を持つ動物に共通した遺伝子を、それを持たないハエで働かせてみた、というユニークな研究を紹介します。
タイトル通り寿命が伸びたわけですが、その時、ハエの体内で何が起きていたのか、そもそもどうしてこの実験を計画したのか、研究チームの中嶋悠一朗・東京大学准教授に、今後の展望を含めじっくりお話を伺いました。実験室も案内していただき、楽しい取材でした。
記事の末尾でも書かせていただいた通り、「ディープな科学」は今回が最終回となります。2020年7月にスタートして約4年、今回で68回目です。連載の入れ替わりの早いNewsPicksではなかなかの長寿企画になりました。
私を含む編集部の記者だけでなく、外部の実力ある科学ライターの方々にもご協力いただき、時には研究者ご本人に寄稿していただきながら、幅広いテーマを扱ってきました。取材はいつも楽しかったですが、編集面では、毎回、小鈴キリカさんのイラストで彩られたバナーが楽しみでした。
ご愛読くださった皆さま、ありがとうございました!こどもの夏休みの科学実験としてプラナリアの再生能力を取り上げたことがあります。なつかしい。
この連載にもプラナリアの再生関連遺伝子を与えれば、寿命が伸びたかもしれませんね。「ディープな科学」の連載お疲れ様でした。若いハエや毒物で炎症を起こさせたハエでは再生関連遺伝子が良好に働かないというところが興味深いですね。
となると、機能が低下した程度のほどほどのレベルでは良好に働くこともある。人での利用を考えるならば、中年程度でまだ本格的にガタが来ていない状態となります。
しかもハエでの実験では、寿命延長効果があったのは一部の個体となると再生関連遺伝子を働かせる点で個体差があるということにもなります。
その意味では、世間が期待するような単純な不老不死効果とはまた別物ということですかね。