今、「円キャリーバブル崩壊」で超円高になるのか?注目したいかつての事例との比較、もう「貿易黒字大国」ではない
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今回のことがあってから円キャリー取引という言葉を覚え、突然その崩壊が円高の原因であり、さもそれが持続性を伴うかのような解説が多いことに疑問を覚えています。確かに05-07年はそういったテーマ性が注目され、事実として生成から崩壊まで円キャリー取引がキーフレーズとなっていました。
今回は円高になった途端に「実は600兆円の残高があり今の調整は75%」といったような解説が日々流れています。そもそも600兆円という数字は今次円安局面で1度も出てきていないように思うのですが、それほど確証のある数字ならば、なぜこれまで使われてこなかったのか?と感じます。
過去15年間程度で変容した実需環境と照らし合わせながら、解説してみました。ご参考になれば幸いです。