スイス中銀、ギリシャの事態受け外為市場で介入=総裁
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注目のコメント
1月のフラン上限撤廃前は、1.2ユーロ/フランとかで推移(上限撤廃は①参照)。そこで上限撤廃し1.0~1.05ユーロ/フランで推移しており、ここしばらくの不透明感の割にはフラン高が進んでいなかった印象が②のチャート見る限りはある。
とはいえ、円と並んで金融危機以降に通貨高が進んだフランだが、日本は金融緩和含めて円安に転じた一方で、スイスは通貨高がともかく続いている。
①https://newspicks.com/news/784171
②http://finance.yahoo.com/echarts?s=eurchf%3DX+Interactive#{"allowChartStacking":true}
※英語記事にしたのと同じコメントスイスの外貨準備高は足元で2014年GDPの9割弱の水準に達している(①参照)。ドルやユーロが10%下がると、GDPの9%弱のフラン建資産価値が減少する計算になる。これ以上フラン売り/ユーロ買い介入するのは適切かつサステイナブルなのだろうか。人為的で無理な市場介入はどこかでしっぺ返しが来る(どこかのタイミングで、急激に市場の求める水準に是正される)のではないかと直感的に懸念。
Kataokaさんの「とりあえずフラン買っとけば安心」コメントは正しい気がする。
外貨準備高のチャートを見ると、2011-2012年以降の外貨準備高の急激な増加は、やはり異常(②参照)
① 2014 GDP: USD 685bn
4/2015 外貨準備高: USD 605bn (CHF 565bn)
② http://www.tradingeconomics.com/switzerland/foreign-exchange-reserves