30年間で一つしか薬が生まれていない、中分子医薬品に世界中が挑む理由
中外製薬 | NewsPicks Brand Design
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取材を担当しました。
現在様々な新薬が製造され、その種類も飛躍的に多様化していると伺いました。この背景である、創薬モダリティの深化と、中分子創薬について中外製薬太田様に話を聞いています。
興味深かったのは、風邪薬のような経口薬にできれば、特殊な保存・製造・物流設備も大きく変えずに、品質も落とさずに、世の中に薬を広められるという点。物流の2024年問題もそうですが、労働生産人口が減る中、いかに効率的にサプライチェーンを有効活用するのかという視点も必要だと学びになりました。中外製薬の奥田社長が最近よく記者会見で口にする中分子開発の真髄を事細かに解説していて興味深い記事です。社長自身の会見だと時間も限られ、ここまで細かな説明はありませんから。
しかし、中外の開発力にはある意味感心してしまいます。
正直、今から20年以上前、中外がロシュグループ入りした時は多くの関係者が「身売り」「外資の販社化」と揶揄的に捉えていました。特に当時の社長だった永山氏が日本製薬工業協会の会長時代だったこともあり、業界内での同社に対する風当たりは相当なモノでした。
しかし、現在では中外の開発品をロシュの販路を通じて世界市場に出すということもやってのけて、存在感を発揮しています。その秘訣がこうした研究開発力なのだと改めて実感しました。中外さんは開発能力はさることながら
国内同業と比較し抜きん出ているところは
ロシュの血が通った品質ポリシーだと
個人的には思うのです
そもそも能力の高い方々が集まっており
常に定量的に考え
根拠のないことはしないという印象