｢子なし猫好き女性｣発言が炎上、副大統領候補バンス氏に超党派の非難
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「猫好きの女性=キャットレディー」には変わり者という以上の侮蔑的な意味合いがあり、批判がおさまりません。生殖の自由や女性の権利はもともと今回の選挙の最大の争点の一つでした。このインタビュー映像は選挙戦を通じて流れ続け、民主党側の攻撃材料になるはずです。「この国のすべての子どもたちに投票権を与えよう。その投票権は子どもたちの親に委ねよう」というバンス氏の別の発言も掘り起こされています。
https://mainichi.jp/articles/20240727/k00/00m/030/009000c私周辺のSNS界隈では、この件以外でもバンスがめっちゃ叩かれています。政治の経験が浅く、トランプと一緒に相手を攻撃するだけで、自分がどういう政策で何をやる、ということが全く聞こえてきません。トランプがそのうちバンスをクビにするのでは、との観測すらあります。
追記：この発言は2021年のもので、これを掘り起こしたのは競争相手たる民主党ではなく、過去の共和党大統領候補であったマケイン氏の娘さんという身内みたいです。「サラ・ペイリン以下」などと共和党のアンチ・トランプ派が攻撃している様子が見えます。様々な深刻な問題を示唆していると思いますが、ここでは、一点だけ。
バンス氏のロジックが、「『そのこと』を実際に経験した人でなければ、『そのこと』を理解することはできず、『そのこと』に関する有意義な政策は作れない・作る資格が無い」というような意味であるならば、
バンス氏は男性ですから、例えば、妊娠・出産の負荷も、女性が社会の中で受ける様々な差別の苦しみも分かりようがなく、およそ、女性に関する政策を作る資格が無い副大統領候補ということになるでしょう。
そして、そのロジックでいえば、親分であるトランプ氏は、例えば、「超富裕層以外の人々を幸せにする政策」は作り得ず、米国大統領としての仕事ができない人ということになるでしょう。
人は、自らの経験はもちろんですが、それだけではなく、想像力と感受性を駆使して、他者の痛みを理解し、そして、能力や見識を活かして、社会の様々な問題を解決する政策を作り上げるのだと思います。
