「トラック運送業の倒産」が過去最多ペース!今夏以降も苦境と言い切れるワケ - 物流専門紙カーゴニュース発
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注目のコメント
斎藤さんのコメント、ニュースの読み方のお手本。記事はスナップショット的な書き方になる。ある意味でならざるを得ない。しかし、全体を理解した上でのスナップショットなのか、そうでないのかは、書き手の腕の見せ所であるし、書き手の知識やリサーチが現れるもの。いや、逆に業界全体を理解していたらニュース性に乏しいとなり、記事にもならないのかもしれない。
定点観測的な、アナリスト的なレポートならニュース性がなくても意味があるのだが、ニュースということになると、新規性、場合によってはセンセーショナリズムの香りがすることが、暗黙に求められるのかもしれない。(アナリストレポートもなんらかの方向に誘導することになるのではあるのが)
おそらく、これだけ倒産しましたが、業界全体のことを踏まえると、日常茶飯で業界を左右するのものではない、という記事は、ニュースとして成り立たないのかもしれない。事実のみを伝えるストレートニュースやアナリストレポートとしてはありではあるが。ストレートニュースも実は書き方によっては、なんらかの意味を帯びてしまうこともある。これだけ倒産しました、と書けば、一般の読み手はそんなに!と受け止めることがある程度予想できる。
本来であれば、何社の倒産を事実を述べつつ、業界全体では何社、ゆえに全体の何パーセントの影響、前年比何パーセントという書き方までする必要があるのだろう。ニュースがそのように書いてくれないのであれば、読み手としては、斎藤さんが示唆したような読み方をしていくしかない。