「値上げ地獄の夏」が庶民を襲う…物価も金利も上がるのに実質賃金だけが上がらない日本人の不幸
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注目のコメント
「物価上昇分の賃上げがないため、わが国の実質賃金は増えていない」 (@@。
「エネルギー資源の上昇は、物流の料金を押し上げる」とありますが、物流だけでなく、生産にエネルギーを使うあらゆるもの、たとえば殆どが国産の筈のコメや野菜の価格にも影響を及ぼします。石油も天然ガスも鉄鉱石も肥料も飼料も食料も輸入に頼る我が国が資源価格の上昇と円安のダブルパンチを食らえば、国民はたまったものではありません。
資源価格の上昇と円安で我が国の交易条件が悪化して我が国が生み出すモノとサービスの価値、即ちGDPの原資の一部が海外に流出していますから、実質賃金はその分だけ中長期的には減るのが当然で、生産性の向上で日本が生み出す本源的な価値が増えない限り、物価上昇を上回る賃上げを続けることなど出来る筈がないのです。
政府は場当たり的に電気代等の補助を再開し、ガソリン補助も延長するとしていますけど、事業会社にカネを配ってエネルギー価格を抑制すると、エネルギーの消費は落ちません。使えば使うほど消費者は補助金の恩恵を沢山受けられますし、エネルギー会社もウハウハです。補助金の総額は既に10兆円を大きく上回っているはずで、もしこのカネを事業者に払わず消費者に直接配って使わせれば、ガソリンや電気を使いたい人はそちらにカネを回すでしょうし、高くなった電気やガソリンを節約して別のものにカネを回す人もでるでしょう。エネルギーの消費量が減るのは事業者とパーティー券を事業者に依存する政治家にとって耐え難いところかも知れませんけれど、エネルギーの輸入を抑えてインフレを抑制するには、事業会社に補助金を出すより余程効果的。もちろん、いずれ国民負担になって跳ね返るこんな補助金で価格を歪めることなど、出さぬ越したことはありませんけれど。
異次元緩和が始まる前から、異常な金融緩和で無理やり起こす円安とインフレは真綿で首を絞めるように国民を貧しくすると言い続けて来ましたが、悲しいことに当たってしまったようですね・・・ できることなら外れて欲しかったけれど、人生で内外のインフレ局面を何度か経験した私には、至極当然のことに思えてしまうのです。 f(^^;もちろん企業側の賃上げ努力も必要ですが、一番キツいのは国民負担率が高水準すぎることじゃないかと思っています。先進国でぶっちぎり最悪。
がんばって稼いでも国に持っていかれる感が強い。それがリアルにばれてしまうから、全員が確定申告する仕組みにしないのじゃないかと勘繰ってしまうところです。確かに苦境に立たされているんでしょうね。
でもネガティブ意見が多い中、私が思うのは他人事過ぎませんか?ということ。
政府対応が悪いからこうなったにしろ、選んだのは国民である私たちです。
それを棚に上げて他人事にして文句を言うのは違うのでは?と思います。
時間がかかりますが、政治に参加して変えていく自助をしましょう。
個人的には苦境なので嘆くのではなく、前向きに苦境を乗り越える知恵を出して行く方が良いと思います。
とかくネガティブすぎです。
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