人とロボットの新たな関係が始まる
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人が機器と接するときに、そこに人間味を投影できるとより自然なコミュニケーションになるというのは、非常によく理解できます。
多分、ここにも不気味の谷があって、洗練された動きをしようとすればするほど、リアルな人との違いが浮き彫りになって、逆に気になってしまう。ちょっと不器用なPepperくらいがちょうどいい。
せっかくなので、自分が関わった研究について少し。
Pepperを始め、今あるロボットは、愛着を持ってもらうために、見た目をどうするかを考えられている。で、そうではなくて、もともと愛着のあるぬいぐるみをロボット化しちゃえばいいんじゃない。というプロジェクト。もちろん、Pepper以上に何もできませんが、大事にしてきたぬいぐるみであるほど、動く喜びは大きいというコンセプト。
以下に動画もあるので、ご興味のある方は是非。
http://www.jst.go.jp/erato/igarashi/projects/PINOKY/ロボット→インターフェース という捉え方。
Cloudにつながることで様々な機器は単一の機能を有した機械ではなく、用途に応じた使い方ができるインターフェースとなりますね。
インターフェースは大きく分けて2つの方向性があると思っていました。
1.その存在を人が意識しなくなるもの。(Natural UIやデータ解析によるリコメンド等)
2.より豊かな情報を伝える(触感、匂い、味等)
一方でロボットは人がその存在をより意識し、物理的に作用しあうという別の特性をもったインターフェースであると感じました。Human-Computer InterfaceとHuman-Human Interfaceの中間の様なポジションになる新しい領域なだけにどう進化していくのか非常に興味深いです。Pepperは「インターフェース」という表現が非常にしっくりきた。人や動物の形をしたロボットには「感情移入」するというのは何度か議論があったが、確かに無機的なプログラムに「感情移入」させるための視覚的インターフェースと捉え直すと、WebにおけるUI/UXと同じレイヤーでの議論に整理されそうです。