独VW、米リビアンに50億ドル投資へ-次世代EVを共同開発
AI要約
- 1VWはリビアン・オートモーティブとの合弁設立に50億ドルを投資する計画で、まず10億ドルを投じ、さらに40億ドルを時間をかけて投資する
- 2合弁会社は両社が「対等」に保有し、最先端のソフトウエアを搭載した「次世代」EVを開発する
- 3リビアンの株価は通常取引終了後の時間外で一時30%余り上昇した
コメント
注目のコメント
リビアンとフォルクスワーゲン双方にとってメリットがありそうな動きです。リビアンはまだ財務的に厳しいところがあり、一方フォルクスワーゲンはソフトウェアなど新しいテクノロジーの開発が大難航。うまくいけばお互いを補完できると思います。
リビアンのビジネス開発のプレジデントは元ポルシェAGのCMO(私のポルシェ入社を最終アレンジしてくれた人)で、ブルーメ会長とも旧知の中。リビアンは新興メーカーでありながら、従来メーカーからも人をとっており、バランスよくやっている印象です。米国のEV新興メーカーでは、23年6月にローズタウンモーターが経営破綻、フィスカーも先日破綻申請をしました。リビアンも24年1-3月期は14億ドル以上の赤字で経営が厳しい。
VWもEV開発には苦戦しており今回の提携は苦しい両社にとって吉と出るのでしょうか。
しかしリビアンが対象とするSUV,、ピックアップのEVの先行きは不透明です。
トランプ政権が誕生したら4年間はEV化に逆風が吹く可能性が高い。
ただしそれ以降は揺り戻しもあるだろうし、最近の調査ではバイデン氏との支持率も拮抗してきている。先行き不透明な中での決断が吉と出るか凶と出るか…。