「掲示板ジャック」に問題は？寄付で選挙ポスターが貼れる…NHK党の“やり方”は「法律の穴を突いている」【Nスタ解説】
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立花さんを批判するのは簡単ですが、僕は硬直化した仕組みを壊すのにこういう異端は面白いとも感じています。例えば掲示板ジャックにしてもNHKなどの政見放送の広告的価値にしても、制度を見直す上で有効です。
以前からデジタルサイネージにしないことや、候補者が各自で掲示することなど既存の政治家らが新参を入れないための参入障壁として利用されてきたと思うし、それ自体に凄く無駄が多い。政治団体を作って寄付することで税金逃れができることなんかも政治家やらが利用していた利権といった側面があり、単に立花さんが悪用したというより、不公平な特権制度を利用し世間に暴露した側面がある。
NHKの政見放送にしても立花さんは『WEBで動画を公開すればいい』といったことを言っていて、僕はそういった指摘自体は正論だと思う。
僕自身は制度の不備や抜け穴は塞いでいくべきだと思うが、既存政党がそれを利用しているから簡単には改正できないのであって、批判はそれを改正できない現政権にも向けられるべきだと思う。
僕は旧NHK党についても立花さんの言動についても是々非々ですが、現にNHKの集金問題などいくつか現状が変わっている点や、同党の戦略云々の結果として生み出された浜田議員が政治家として活躍している点や斎藤議員の行動は支持できる部分が大きいし、毒にも薬にもなる政党だと思っているので『単なるポピュリスト政党』とか『単に抜け穴を利用しているだけ』とか見ている人達の目は節穴だと思っています。好きじゃないけど、よくも毎回色々思いつくもんだ。感心せざるを得ないし、こういうことの積み重ねによって、正攻法では決して変わらない時代遅れのルールを再設計するきっかけになればと正直期待もしてしまう。「判断する基準の一つがポスターである」状態がそもそもおかしいわけだし。
24人出馬させるということは7200万円の供託金を差し出すんですね。そのうえで寄付金を募っても割に合わないから、狙いは掲示板の仕組みへの問題提起でしょうか。それは理解する。選挙のたびにボードと紙を用意させる昭和から抜けて、デジタルサイネージとウェブ/スマホにすれば安いですよ。
