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注目のコメント
中国の過剰生産は統計にはっきり表れています。GDPに占める製造業の割合は、世界平均だと16%なのに対して、中国は28%。しかも2021年以降、中国GDPに占める製造業シェアは上昇しています。不動産不況を製造業生産でカバーする戦略にみえます。
場当たり的な政策が中国経済を混乱におとしいれています。過剰生産は過剰在庫となって雨ざらしになるでしょう。大量のシェアバイクが放置され山積みになっていたのを思い出します。
ここのところの状況に対する私の理解とほぼ同じ内容、です。
問題なのは「なぜそんなことが起きるのか?」ってとこで。市場の原理から言えば、「価格(そして利益)の低下」は、それがシグナルとなり投資を冷やし、供給が絞られることになるはず。しかしながら事実は全く違い、新規の投資は減る兆しがありません。
EUは「そんなんありえへん。裏で補助金入れて支えてるからそうなるんやろ」ってけちつけて、だけど、具体的に「これ!」っていうのは見つけられなかったようです。
それもそのはず。ナンバー規制とかいくつか変わったやつはあるものの、中国政府「そんな露骨なことはやってない」だろうと思うから。
以前からの「ソーラーパネルをどこもひたすら増産。持ってくところなければ叩き売り価格で輸出して」結果世界シェアは独占しちゃうけど全社大赤字、前からそんなことが(今もまた)起こるということは、一過性の補助金以外のところに原因を求めないといけないのだと考えています。
唯一、「なるほど」って思ったのは、中国出身のエコノミストや中国ウォッチャーの方たちの解説。中国共産党の地方役人、国有企業のトップ、出世(と蓄財)への近道は「赤字だろうがなんだろうが生産を伸ばし、GDPを高めること」なんだそうで。まともな国では「そんなリスクのあるものに融資などつかない」のが当たり前ですが、中共の力はそれをはるかに凌駕します。国有銀行からお金は際限なく出てくる(なので不良債権比率がとても高いんだそうです)。
よそのことなど知るか。とにかく作れ、大きくしろ。これがこの問題の本質ではないのか、と。であれば見過ごすわけにはいかない、と思います。