「ペイウォール」が生んだ分断─民主主義は「有料記事の壁」の裏で死ぬのか | 元米国国務次官の切実な訴え
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注目のコメント
アメリカのニュース週刊誌タイムの元編集長であり、元国務次官の論説。タイムは確かに、ウエブの有料化に失敗しています。が、たとえば英国のエコノミストのように有料化に成功し、契約者数を伸ばしている媒体もあります。
この人は、ペイウォールができてニュースがただでなくなったせいで、多くの人々は無料のフェイクニュースにとびつくようになったと主張しています。
それに対する反論は、ウエブ版のほうが紙よりはるかに安い。また、タイムの購読料は紙でも安かったわけですが、これは広告料でまかなっていたため。そうすると鋭角の論説や報道がのりにくい。
タイムが失敗し、エコノミストが成功をした最大の理由は、日々流れるニュースをおいかけるのではなく、なぜそうなるのか、今後どうなるのか、という観点からの雑誌づくりをしてきたから(タイムはその週のまとめ的な雑誌)だと私は思っています。日本の新聞で考えると無料だったら読みたいという人が多いイメージはありません。そもそも有料の新聞が無料の情報と比べて公平中立で価値が高いとも思えませんし、どの無料情報が有益かを見極められる目が必要なのだと思います。YouTubeでもnoteでもNPでも無料で価値の高い情報はいくらでもあります。
>お金を払う読者層には「信頼でき、事実に基づいた情報」が、
>そうでない読者層には「出所不明で信頼性の低い情報」が提供される。
そうですかね。(確率は高いですね。)
言い切りは難しい。
個人的には、その「情報」というより、
その情報をもとに筆者がどう「考察するか」にお金を払っている感覚です。
いまは情報の取捨選択能力が高まり
その事象における、それぞれの目線での考え方を把握することができ、多角的に理解する人が増えたと思います。
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