【告白】ノーベル賞学者だって、「起業」でつまずく
NewsPicks編集部
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うまくいけば、10兆円企業になるはずだった──。
新型コロナウイルスから世界を救った、mRNAワクチン。
その「生みの親」であるカリコ博士は2023年、ノーベル賞を受賞しました。
科学の世界では最高の栄誉を獲得したカリコ氏ですが、彼女は1度起業で「失敗」しています。
かたや、同じコンセプトで4年後に生まれたモデルナは10兆円企業に。何がその明暗を分けたのか。カリコ氏自身に、その理由を分析してもらいました。
私たちは成功した人にその秘訣を聞いてしまいがちですが、賢い人に「なぜ失敗したのか」を聞く方が、より身になるように感じています。
研究をベースに起業を考えている方はもちろん、多くのビジネスパーソンにとって参考になれば幸いです。2020年の春からカリコ博士への取材を重ねてきた岡記者による、最新インタビュー。カリコ博士の経験に裏打ちされた言葉はいつも心に残るのですが、今回は次の言葉が印象的でした。「ユニークな経験のかけ合わせが、その人の価値を高めていくのだと思います」
資金集めはどのスタートアップにとっても難関。ものすごい技術がありながらうまくいかなかったケースはRNARxだけでなく、枚挙にいとまがないでしょう。それは「人を見る」と言いながら実績を見ているVCの問題だけでなく、世の中の常識を変えることがいかに難しいかを示していると思います。