(ブルームバーグ): 米半導体メーカー、エヌビディアの株価が3営業日続伸。決算発表後の上昇基調がさらに強まり、時価総額は約4600億ドル(72兆2500億円)拡大した。イーロン・マスク氏がオープンAIに対抗する取り組みを加速させたため、人工知能(AI)を巡る熱狂がさらに煽られている。

マスク氏のAIスタートアップ、xAIが60億ドル調達したことを受け、エヌビディアの株価は28日に上昇。テクノロジー系ニュースサイトのジ・インフォメーションによると、マスク氏はエヌビディアのGPU(画像処理半導体)「H100」を使い、xAIのスーパーコンピューターを構築することを目指している。

マスク氏のxAIが60億ドル調達-オープンAI対抗で研究開発加速へ

エヌビディアが22日に発表した決算と業績見通しは再び市場予想を大きく上回り、その後3営業日の上昇率は現在20%に達している。同社が示した5-7月(第2四半期)の売上高見通しは280億ドル前後と、アナリスト予想を上回り、AIコンピューティング関連銘柄の急騰がまだ減速していないことを示した。

キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、C・J・ミューズ氏はインタビューで、xAIのニュースはAI半導体の支出が維持されるとの確信をさらに強めていると語った。

エヌビディア株はニューヨーク時間午後12時56分現在、前営業日比6.9%上昇し、最高値圏で取引されており、時価総額は約2兆8000億ドル。

 

原題:Nvidia Soars for Third Day as Earnings Rally Tops $460 Billion(抜粋)

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