資産運用、その種類と仕事の中身、未来像

2015/6/9

パッシブ投資とアクティブ投資、それぞれの運用スタンス

楠木 中神さんのやっているファンドとか資産運用というのは、どういうお仕事なのか、読者に説明していただけますか。言葉としてはよく聞くとしても、その具体的な中身となるとよくわからないという人も多いと思うのです。
中神 どこから話せばいいのかわかりませんが、一般論としては人からおカネをお預かりして、それを運用していくのが資産運用業です。預かったおカネは債券で運用することもあるし、不動産や株式で運用することもある。現在、僕たちは上場株式で運用しています。
楠木 株式の運用のスタンスにもいろいろありますよね。
中神 そうですね。たとえばアクティブ運用とパッシブ運用があって、市場全体の動きを表す日経225や東証株価指数(TOPIX)などのインデックスに追随するのがパッシブ運用です。本当にまったく同じ動きを再現しようとします。