2024/5/30

【橘玲】ニッポンの会社員が「狙い撃ち」されるワケ

作家
最近やたらと、増税のニュースが多い。
そう感じる人は多いのではないだろうか。
防衛増税に子育て支援、さらには金融所得課税…。賃金がなかなか上がらない中、負担増の話題は目白押しだ。
日本人の所得のうち、税金や社会保険料という「国に払うお金」の割合は実に46%。働いても半分近くを国に納めなければならない現状を江戸時代の「五公五民」と重ねる声すら上がっている。
なぜ、こんなに税金が高いのか。今後の暮らしはどうなっていくのか。そして、そんな時代を私たちはどう生き抜いていけばいいのか──。
特集「みんなの節税」では、超・高負担時代のサバイバル術をひもといていく。
初回の今日登場するのは、作家の橘玲氏だ。
橘氏は、約30年前から負担増にともなって「日本は高齢者に押しつぶされる社会になる」と警鐘を鳴らし続けてきた。
生粋のリアリストとして知られる橘氏が説く、増税ニッポンのサバイバル術に耳を傾けてみよう。
INDEX
  • 現役世代から「搾り取る」日本社会
  • 「会社員狙い撃ち」の必然
  • 「リベラル化」する日本
  • 「貧困専業主婦」を生む社会
  • 「高齢者ディストピア」の現実味
  • 絶対にやるべき「3つの対策」
  • 最強の人生設計とは?

現役世代から「搾り取る」日本社会