【図解】マッキンゼーも悩む。「戦略コンサル」100年目のジレンマ
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こういう話は、もう少なくとも5年以上前から言われている話で、この業界かつ戦略チームと言われる組織にかれこれ18年以上属している立場からすると、もう価値観が変わってきているのではないか、ということ。
というか、個人的にはそうです。
ここ2年くらい、ほとほとこれまでの資本主義然とした価値観に疲れてる。
私がコンサルになりたての頃、1番尊敬している上司に言われた言葉が、何故かずっと心に残っており…
「君たち戦略チームの人間に言っておくが、戦略を意味するstrategyという言語は、ギリシャ語のstrategoiで、軍司令官の意味であって、戦争の為の用語なんだ。
軽々しく『戦略』なんて言うもんじゃない」
やれ競合優位性がどうだとか、差別化要因がどうだとか、マーケットシェアを奪うとか、闘って奪うみたいな価値観の中で18年以上生きてきて、そろそろ新しい価値観にアラインした在り方を考えていく時なのではないかと思う。企業規模が大きくなると、コンサルタント間の質の格差も広がるのは否めません。トップ層の優秀さは変わりませんが、全体の品質維持には苦労されていると思います。研修やナレッジシェアでどうにかなる規模を超えている感があります。
コンサルティング自体のプロダクト化が次の波かもしれません。コンサルSaaSを利用したセルフサービス化つまり内製化です。業務コンサルはERP等の社内システムに改善提案機能や実行支援機能が搭載され、やはり内製化してゆくかもしれません。生成AIの登場で夢物語では無くなったと考えています。今週のNewsPicksは(再び)コンサルティング業界の特集を展開します。コンサルの誕生から100年以上の間、業界は時代の波とともに形を変えてきました。特にテクノロジーが台頭してからは、求められることも大きく変わり、競合する存在も広がりました。
最近、マッキンゼーに関するニュースを見聞きすることが増えたかと思います。世界一の戦略コンサルファームも、大きな岐路に立たされています。そもそものコンサルの歴史から、その先のデジタル時代の生きる道をめぐるジレンマまで、図解で解説しました。
特集2日目の明日は、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の内田有希昌・日本共同代表のインタビューをお届けします。
先日NewsPicksでも取り上げましたが、伊藤忠商事との合弁会社設立が話題となりました。「合弁会社の形は増えるだろう」と内田氏は話します。BCGとしての生きる道について、広範に話を聞きました。