投資方針に「上場努力義務なし」世界基準で目指すユニコーン創出
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注目のコメント
Forbesの本誌に掲載いただいたコンテンツをWeb版でも公開いただきました!
上場努力義務なし、とタイトルだけ見ると、「上場しなくていいの?エグジットはどうするの?」というコメントをいただくこともあるのですが、上場はスタートアップにとって資金調達の手段なので、それをどのタイミングにするかは事業戦略上ベストのタイミングを選んでいただきたい、という意図で、それとは別に飛躍的な成長を目指していたただきたいと考えて考えています。(そして大きく成長し続けていれば、VCのエグジットは可能だとも考えています)
日本からたくさんのユニコーン、デカコーンが出てきてくるように、私たちも試行錯誤しつつ頑張ります!上場努力義務違反に対するプットオプションを個人には課さないという内容がスタンダードになること自体は良いことだと思います。
一方で、「成長過程の早い段階に小さいサイズで上場している傾向がある」のは、契約書のこの項目があるからというより、そもそも日本のマーケット環境が起因している部分が大きいと思います。
日本ではある程度のサイズを超えるとM&Aの受け皿が極端に少なくなってしまいます。
また、いくら上場努力目標を削減しても、ファンドライフが10年という縛りはなくなりません。なんらかの形でExitさせる必要があることも変わりませんが、日本にはセカンダリーマーケットも充実していません。
結果、グロース市場がその代替をしているという構図の方が正しい認識です。VCはあくまで金融業。お金の出し手であるLPと何年単位の取り組みとして握れるかです。投資家にデイトレーダーもいれば長期投資家もいるように、VCにも多様性があっていいですよね。
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