東京海上、保険加入者情報漏えい 競合他社に、損保ジャパンも
コメント
注目のコメント
損害保険代理店が、各社の損害保険を取り扱うにあたり、「個別の損害保険会社の商品を取り扱うという意識が極めて低い」ことが読み取れる記事で、個別の損害保険会社も、非常に重要な機密事項であるはずの「顧客情報に対して、それほど興味を示していない」ことも読み取れるといった、業界の内幕を垣間見ることができます。
つまりは、政府が作り、その運営事業を横並びで展開する自賠責保険で仲間を形成している同業界は、根幹部分で仲が良いことがわかります。仲が良いことは、競争を生みにくい体質であることを意味します。
漏洩の内容については、記事内には詳細な説明がなく、東京海上と損保ジャパンを確認した方が良くわかります。先週、私がスクープした記事について、東京海上と損保ジャパンが公式リリースを出しました。
https://mag-x.jp/2024/05/17/25568/これだけだと状況が分かりづらいのでニュースリリースも合わせて見てみた。
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/
ディーラーの保険代理店、かつ複数保険会社の商品を販売しているようなところが、複数の保険会社に自社と関係ない保険契約の情報までメールで送っていた、とのこと。
保険契約者の軽視というより、単にお粗末だなーという印象。
乗合代理店だと複数社の契約情報を扱うのが普通だし、送信先の各社が他社の契約を検索する手段がないとは言え……契約者名が載ってるのはアウトだな。