乾くパナマ運河 海運停滞の波紋(上)水不足深刻、続く通航制限 最大4割減、待ちや迂回 輸送日数増え運賃高騰 - 日本経済新聞
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注目のコメント
パナマ運河の通航制限とその背景,影響に関するまとめ記事です.
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80661520U4A510C2QM8000/
と合わせた二回分あります.
パナマ運河は閘門を開閉する際に,運河の途中にあるガトゥン湖の水を多く消費することが知られています.気候変動以外にも運河の水不足は気候変動だけではない以下の構造的な要因が指摘されています.
1. パナマの人口増で水道水として利用される量が増えている
2. 開発が進んで林の保水量が落ちている
このような状況がある中で降水量が減少し,喫水制限に至ったわけです.(喫水制限自体は過去に何度も行われています)
昨年実施された喫水制限は緩和傾向にあるわけですが,上記のような要因があるため,今後も心配しなければならない状況にあります.
ちなみに,記事内にある赤倉先生の試算は来週に北大で開催される土木計画学研究発表会で発表されるのではないかと思います.
https://jsce-ip.org/2023/12/01/ip69/