「災害で役立つ」どころか、「新しい詐欺」の温床に…マイナカードの大ウソを垂れ流した政府の大罪
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「財布を落として、ここにキャッシュカードとマイナンバーカードが一緒に入っていたら、マイナンバーカードには生年月日が書かれているので、悪意ある犯人はまずこのキャッシュカードに生年月日を打ち込めば、7割の確率でお金を引き出せるということになるわけです」
この問題への正しい対策は「マイナカードはあまり持ち歩かない方がいい」ではなく、「生年月日を暗証番号に使わない」だと思う。ダメ絶対。
記事自体はマイナンバーカードはダメという前提で書かれている印象なのでアレですが、後段の消費者金融とマイナカード偽造集団の事例、そして最後のページのイラストは課題を的確に突いていると思います。
かつては顔写真のない保険証ですら各種手続きの証明として通用したように、そもそも日本は本人確認が緩かった側面があります。これは国民IDカードのような国民誰もが持っているようなIDが存在しなかったという制度上の歴史的経緯、実生活でIDの確認を求められる場面の少なさ、そして何より捺印をもって本人の了解とするハンコ文化が背景としてあると思います。
そんな中で、マイナンバーカードは任意とはいえ日本で初めて登場した国民の大半が持つIDであり、デジタル化も含めて本人確認が生活のより多くの場面にたち現れるという、社会における「本人確認」の大きな変化という文脈の中で考える必要があります。
その中で、政府は行政を越えた様々なサービスでのマイナカードの利用を推進する。他方でサービスの現場ではインフラや運用が変化に追いつかず、従来の緩さのままカードの目視確認が続く。間隙があるんですね。
そのマイナカードを用いた本人確認の本来と現状の間隙が、最後のページのイラストに象徴されているようにマイナカードが様々なサービスに紐付く中で、セキュリティの輪の一番弱い部分として狙われつつあるという話だと思います。
対策は記事にも書かれているように、リーダー等への助成と、マイナカードの偽造確認だけであればスマホアプリでも可能なので、デジタル庁がとっとと開発して配布する。あと金融サービス等の本人確認では目視ではなくICチップを用いた確認を必須とする規制も必要かと思います。記事中で起きてる問題は、全て容易に予想できたこと。進めた側は何の責任も取らないので、自分で気をつけるしかない。でも歳取って認知症入って痛い目見る人がたくさん出てくるんだろうなぁ、、心が痛い。
「生年月日を暗証番号にしている人が多い」→
「マイナンバーカードに生年月日が書かれてる」→
「マイナンバーカードから暗証番号が漏れる」
身元確認書類は全部そうでしょう(笑)
身分証を持ち歩かない社会≒その人が何者かを知り合い以外が証明できない古代文明に回帰しますか?
真面目に解決策を考えるなら、マイナンバーカードをスマホに入れて生体認証ベースで管理するようにすることだと思います。