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成長著しい南米ガイアナと国境に軍事基地 隣国ガイアナが石油資源狙う
世界一の急成長国、また狙われる
2024/02/13
更新
写真:iStock/Jon Gorr
大規模油田が発見され、隣国ベネズエラから国土を狙われている南米ガイアナ。首脳会談で平和的な解決をしたはずですが、ベネズエラが油田へのアクセスを狙って国境付近に軍事基地を建設し、戦車などを配備。世界トップクラスの経済成長を続けるガイアナと、再び領有権を争って緊張感が高まっています。
Yamada Yuko
NewsPicks Content Curator
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注目のコメント
塩崎 悠輝
静岡県立大学国際関係学部 准教授
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2024年02月13日
ベネズエラが本当にガイアナの海底油田を奪うのであれば、エクソンモービルなど米国企業の施設を攻撃するなり接収するなりすることになるし、その時点で米軍が出てきます。
そうなると勝ち目はありません。
まず、この規模であれば、国境沿いに兵力をならべるデモンストレーションに過ぎないでしょう。
単なるデモンストレーションであれば、国内向けの人気取り、国威発揚、米国と対決しているというポーズ、あたりが主目的でしょう。
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2024/02/10
竹下 幸治郎
(ホルへ・タケシ)拓殖大学 国際学部 教授
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2023年12月05日
本件、とりあえず周辺国のメディアをざっとチェックしていますが、全体的な絵としてはちょっと複雑です。つまり、遠い日本からみると、ベネズエラの隣国ガイアナで石油生産が拡大したのを受け、経済苦境に陥っているベネズエラが羨ましがって領有権を主張しているというような構図に見えがちです。でも問題はそれだけではないようです。
つまり、米国の制裁緩和やその条件として現マドゥロ政権が大統領選挙の公正な実施(来年後半?)をコミットさせられている中、野党候補(マリア・コリーナ・マチャド氏)が先日の党内選で圧倒的な得票率で一本化され、現政権が脅威とみているのでは?そして、そのために国民の関心を今回領有権を主張しているエセキボ地域に向けようとしているのでは?との見方も一部あります。
米国の制裁緩和の動きは、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格上昇に端を発しています(ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇る国なので米国は少しでも供給先を増やそうとしたこと)。
今年10月にバルバドスで行われたベネズエラの与野党対話(ノルウェーが中心になって対話を進行。米国なども出席)をふまえ、米国の制裁緩和やその条件としての来年のベネズエラの大統領選挙の公正な実施を現マドゥロ政権は求められているわけです。
(このあたり、詳細はジェトロ・ボゴタのビジネス短信10月20日付が参考になります。URLはhttps://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/e387cecf2fdb4641.html)
ちなみに野党から大統領候補に選出されたマリア・コリーナ・マチャドですが、次のビジネス短信にあるように、本当に出馬できるのか不透明です。マドゥロ政権のマチャド氏出馬容認可否の判断は、領有権を主張するエキセボ地域に対し、どの程度具体的な行動を起こすのかにもかかわってくるかもしれません。https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/71a91853bee46d71.html (ジェトロ・ボゴタビジネス短信 10月24日付)
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そうなると勝ち目はありません。
まず、この規模であれば、国境沿いに兵力をならべるデモンストレーションに過ぎないでしょう。
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