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情報と感情(ニューズピックス身辺雑記)

情報と感情(ニューズピックス身辺雑記)

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9本の記事
組織としてのニューズピックスに棲む中でのささやかな出来事を身辺雑記的につづり、情報と感情の在り方を考えていきます。
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中里 基
NewsPicks 執行役員 CFO / CHRO
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組織としてのニューズピックスに棲む中でのささやかな出来事を身辺雑記的につづり、情報と感情の在り方を考えていきます。
強いのに負けるではなく、強いから負ける時代
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4月28日に開票された、衆議院東京15区の補欠選挙。 乙武洋匡さんの苦戦はある程度予想はされていましたが、私はここまで苦戦するとは思っていませんでした。 不用意な発言があったかもしれない、落下傘的なアプローチは良くなかったかもしれない、主張に包摂度合いがやや強くどの層の受け皿になるのか曖昧になってしまったかもしれない。 いくつか要因はあると思います。いや、ここでにわか分析をしても仕方ない。 このトピックスのテーマでもある情報と感情、そして組織の一員として日々権威勾配を意識する自分として感じたのは、権威や権力に対して強者である(ように見える)ことの自己認識の大事さであり自戒でもありました。 強者としてポジショニングされた乙武像
タムロンでの私的流用から人間のポテンシャルを考えた話
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都内のラーメン二郎によく行くのですが、先日隣のお客さんが「麺なし、醤油ましまし、背あぶらかたまり、野菜ましまし」という相当ハードコアな注文の仕方をしており、しびれました。 これは二郎フリークでないとよくわからない可能性が高いですが、要するに超濃いめで脂っこい野菜スープを食っているわけです。糖質オフでヘルシー指向でありながら塩分油分マックスという、ある種の自己矛盾と自家撞着。 さて、高い技術力で知られる交換レンズメーカーのタムロンから、先日こんなニュースがありました。 タムロンの前社長・元社長が会社経費のうち総額約1.6億円を私的流用していたという唖然とするニュースです。 調査報告書の中にも具体的にありますが、この事案は取締役としての忠実義務違反、そして特別背任等の民事・刑事両面の構成要件を満たす可能性がある深刻なもの。かつ我々の一般のビジネス感覚からしても信じがたい不祥事でもあります。 ただ、私は会社が公表している調査報告書を読むにつけ、そこから染み出してくる前社長・元社長の感情の行間になんとも言えない人間味を感じてもいます。 人間味、、、というとどこか可愛げというか、共感や同情的な意味合いも含みますが、そういうものではなく、ある種リアルな人間の味そのもの、もっというと我々自身が別の世界線にいた場合での姿というか、自分も含む人間のリアリティそのものです。 この事案を批判することも、あり得ないと断罪する気持ちもありますし、そうすべきだと思います。ただ今日ここで書きたいのは、その上で感じる人間のリアリティの話、このトピックスの主眼でもある情報と感情のあり方の話です。 自己正当化とは善でありたいという心の現れ 調査報告書には例えば以下のような記述が出てきます。 当委員会が、鯵坂氏に対して Suica の利用明細を提示するよう求めたところ、鯵坂氏は 2023 年 7 月末に Suica を紛失したので利用明細を提出することはできないと回答した。 社長になると、ETC カード貸与で高速代と自家用車の給油代もタムロンに会社経費として負担させることになっており、これらは社長の特権であるとも述べている。 社長については、社長業の重圧によるストレスを解消するためには、単独で飲みに行く、カラオケに行くなどしてストレスを発散する必要があり、そのための単独飲食費や同伴飲食費は会社の必要経費であるなどと真正面から正当化した。当委員会が、それでは相談役になっても単独飲食費や同伴飲食費を会社負担にしていることはどのような理由からかと指摘したところ、小野氏は、相談役としても、会社の経営に口出しをしたくてもそれを我慢することによるストレスがあり、それを発散する必要があると述べる有り様であった。 鯵坂氏は期初に立てた予算の範囲内で社内飲食費をタムロンに会社経費として負担させているに過ぎないのであるから、単独飲食費や同伴飲食費をタムロンに会社経費として負担させていたことも含めて全く問題がない、その考えは今でも変わらないと当委員会に対して断言して悪びれなかった 2019 年 2 月の業績検討会においても、第 1 四半期が赤字転落するおそれがあることを理由に 2 月、3 月の販管費を削減するべく、鯵坂氏は、経営企画室を通じて販管部門及び販社のすべてに対して 2 月、3 月の経費見込みの見直しを指示したものの、足元の役員室経費に対しては具体的な指示をすることなく、秘書室が保険料を各月 100,000 円ずつ見直したのみで、容易に手を付けられるはずの交際費などの役員室経費については何ら削減しようとしなかったことを容認した。 (きりがない・・・) 繰り返しますが、非常識極まりなく、呆れ果てる話です。 ただ、人間というものは、私は(ごく稀なケースを除いて)完全に素晴らしい人格者もどうしようもなくダメな奴もいない、ほとんどの人が良し悪しの二元論ではなく、その両方が混じり合った存在だと思います。 そして多くの場合、人は弱くてダメな自分に自覚的であり、確信的であり、それをつい自己正当化する気持ちがある。 自己正当化というのはネガティブな響きですが、同時に正しい自分でありたい現れでもあるように思います。
ロゴスとライブとNewsPicks生配信の話
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NewsPicksには「ロンバケ」という社内用語があります。言わずもがなですが「ロングバケーション」の略で、意味としては年に2回1週間の休暇が取れる権利です。 良い仕事をするためには、とにかくよく休むことも大事(これは確信を持って言えます)。 このロンバケ、取得率も高く、特に推奨時期はないのですが8月はお盆もあり比較的このタイミングで取る人が多いです。 私自身も、普段の定例ミーティングが局所的にスキップになり、数日隙間時間ができました。これはチャンスだと瀬戸内の島々に行ってきました。 旅をすると、やたらに調べ物をしている自分に気づきます。地名の由来、名所旧跡、観光地、、、。もっと旅の瞬間を五感で楽しめという感じなのですが、結局スマホとリアルを行き来しながら旅をしています。 ただ、不思議なことに、検索したい旅ほど充実していることにも気づきます。わからないことがあって、それをわかりたいと思って、検索という行動が誘発される。 本来知らないことを知る喜びというのは誰にとっても共通のもの。検索したい旅ほと充実した旅であるのは、考えてみると論理的帰結なのかもしれません。 ボード3.0が造語でないとわかった日 NewsPicksを運営している株式会社ユーザベースは、昨年カーライルによるTOBを経て今は共に経営チームを組成しています。
「幸せとは何か。」飲み会の言語化を試みて失敗した話
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トピックス「弱さ考」を書いているNewsPicksパブリッシング(NewsPicksの出版部門)の井上さんと一緒に、トピックスチームのリーダー染原さんの自宅に先日伺う機会がありまして、染原さん夫妻と井上さんとで色々と話をしました。 人間類似性で共感して異質性で成長するもの。似たところがあるとそれだけで好感を持ちますし、盛り上がります。出身地、好きなもの、苦手なもの、趣味嗜好。(例えば私は群馬県出身で学生時代野球をやっていたので、群馬出身とか野球部出身と聞いただけでやたらに親近感を感じてしまいます)。 でも似たところだけだとどんなに話が盛り上がってもあまり発見もないわけで、それだけでは今ひとつ物足りない。発見は異質性があるからこそ。 つまりは類似性と異質性の両方のバランスが大事だと思います。異質性がないと発見も成長できないけど、そもそも類似性がないと話したいと思わない。 そんな感じで、井上さんと染原さん夫妻と私は、(私が勝手に思っているだけの可能性が高いですが)そんな類似と異質のバランスが良い感じで、こんな関係は意外と貴重なのかも、、、と感じた日でもありました。 NewsPicksパブリッシングの「大人に、新しい「問い」を」という問い その日、何のきっかけかはよく覚えてないですが、幸せとは何かという話題になりました。
「株式会社」ニューズピックスがなくなって、手触り感について考えた話
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関東は梅雨明けして、呼吸するだけで胸焼けしそうな暑さですね。職場環境としてのニューズピックスはコアタイムなしのフルフレックス。私のオフィスに行く頻度は週に1-2回です。 オフィスは東京駅の近くにありまして、昼時はとにかくランチが混みます。先日間が悪くその激混みランチタイムに居合わせてしまい、直射日光を浴びながら行列に並んだわけですが、その後の冷房がガンガン効いた店内はとても快適で、ここは軽井沢かと錯覚しました。 そんな快適さ。 エアコンとは文明の叡智ですしありがたいものですが、考えてみると日々の私たちの快適さとは「自然との断絶」を指す気もします(軽井沢と喩えながらナンですが。。)。 暑いはずの夏を空調で凌ぎ、暗いはずの夜を照明で凌ぐ。自然の未知の脅威を情報でありテクノロジーで凌ぐ。そこには、本来暑い夏や暗い夜と断絶し、昼夜や四季の感覚が希薄化し肌感覚と手触り感が喪失していく。 私にとって、ここ最近の事業との向き合い方もそれに似てはいないだろうか。ふと思いました。 統合と非公開化と身の回り この7月に株式会社ニューズピックスと株式会社ユーザベースは法人統合しました(それまでニューズピックスはユーザベースの子会社でした) このリリースの裏には、たくさんの議論であり対話がありました。
夏目漱石の明暗を読んで、NewsPicks全社ミーティングのコミュニケーションを考え直した話
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先日、夏目漱石の明暗を読んでいたのですが、なんというか登場人物のコミュニケーションが全く噛み合っていなくてもどかしい気持ちになりました。主人公の津田を軸にした様々な人物とのやりとりが、狐と狸の化かし合いというか本音と建前というか、、でも身につまされる気持ちも少なからずあって。 人間心理とは時代を飛び越えて普遍的なものだとも感じます。 そして読み進めていくと、この噛み合わなさのプロセスが、味わい深く粒立ってくることにも気づきます。むしろこのプロセスなくしてコミュニケーションは成立し得ない。 結局はコミュニケーションの本質とは、情報を正しく届けることではなくて、情報の伝達を通して裏側にある感情を共有し交換していくプロセスこそがその本質なのではないか。そう思いました。 コミュニケーションが噛み合わなくて途方に暮れることは日常的にそこそこありますし、そしてその過程でやきもきや焦りや、感情を揺さぶられることも同じくらいあります。 でも考えてみると、このこと自体はなんら非効率ではなくて、むしろなくてはならないものではないか。 組織としてのNewsPicksに棲み、そこで得た身体感覚 話は変わりますが、NewsPicksでは毎週金曜日午前中の1時間を使って、全員参加の会議体を運営しています(NPALL(エヌピーオール)と呼んでいます)。

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