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英国からみたテクノロジー産業:最新動向と注目すべきトピックス

英国からみたテクノロジー産業:最新動向と注目すべきトピックス

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20本の記事
急速に発展する世界のテクノロジー産業の動向を、国外視点の英国から発信していきます。
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Orii Tatsu
TAZ LONDON LTD Managing Director
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【AWS サミット ロンドン2024】生成AIで本人そっくりに作られたアバターが登壇?
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AWSサミット というテックイベントをご存じだろうか。クラウドコンピューティングの最大手であるアマゾンウェブサービス(AWS)がほぼ毎年世界各地で主催する、AWSのテクノロジーイベントである。2011年に米国ニューヨークで初めて開催され、日本でも2012年からAWSサミット東京の名で、コロナ渦による開催中止の2020年を除き毎年開催されている(オンライン開催含む)。今回、筆者がレポートするAWS サミット ロンドンもまた、初回開催の2015年から継続的に催されており、その動員数と規模はAWS欧州中東アフリカ地域の事業国間で最大を誇る。AWSサミットでは、主催であるAWSのみならず、パートナー、クラウドコミュニティ、エンジニアが一堂に会して、AWSに関しての学習、相談の機会や、実際の顧客による事例の発表や情報共有などが行われる。ちなみに、AWSサミットで提供されるコンテンツ、セミナー、対面相談会など、全て無料である(ただし、一部会場で実施されるAWS資格の受験料はかかる)。また、エンターテイメント性も高く、非エンジニアや業界関係者でなくとも、最先端の技術を楽しみながら学べるのがAWSサミットの特徴だ。
英国、自動車販売におけるEV展開見通しを下方修正。なぜ?
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世界の自動車市場でEV(電気自動車)先進国を目指すイギリスがブレーキを踏んだ。 イギリスは、ドローンやAIなどの目新しい技術を導入し、国をあげて展開を主導することで、世界にイノベーション大国としての存在感をアピールしてきた。EVの展開もその一つである。イギリスは過去に、脱ガソリン、脱ディーゼルともいうべき、電気自動車以外の新車販売を禁止する法案をまとめており、2030年に完全禁止するはずであった。しかし、つい先日、英国スナク首相が、このガソリン車およびディーゼル車の販売禁止を2030年から2035年まで5年間延期することを決定した。今回のEV展開予測の下方修正は、そんな矢先のニュースとなる。 財政当局OBRが発表した「経済・財政見通し」によれば、2023年におけるEVの販売予測は25%から18%に減少し、2027年の登録予測数は、当初の見通しであった67%から38%と、ほぼ半分にまで下方修正さる見通しとなった。この予測の減少の主な要因の一つは、低コストEVの不足である。過去数年間、好調であったEV新車販売数とそのシェア拡大は、主に高所得者によって牽引されてきた。しかし、彼らによる購買は一服したと考えられており、今後はこの販売速度が鈍化するとの見方が示されている。
不機嫌なアレクサ、ついに進化?:大規模言語モデル導入による期待
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Amazonの音声アシスタント、アレクサは(正式名称はアマゾン・エコー)、AI市場において革命的な存在とされている。アレクサは、最初のリリースから数年間で、家庭用AIアシスタントの先駆けとして成功を収めた。アレクサデバイスの登場により、音声コマンドを通じて家庭環境を制御し、情報にアクセスする新しい方法が提供され、この革命的なテクノロジーは、多くのユーザーに受け入れられ、現在の日常生活に統合されるに至っている。 私は、以前Amazonの中の人であった経験を差し引いても、アレクサのファンであり続けている。その理由は、アレクサが常に進化し、新たな技術を取り入れるだけでなく、それを次々に大衆化してきた点に他ならない。事実、当時のAmazonはこのアレクサの成功を独占することなく、これらアレクサに開発して利用しているコア技術を、AmazonのグループであるAWS(Amazon Web Services)から、AIサービスとしてまとめて、当時の一般技術者向けに開放した。初期では、POLLY、LEX、Transcribeといったサービスが挙げられる。このうち、LEXというサービスが、まさにアレクサと同じテクノロジーを利用した会話型インターフェースを構築できるサービスであり、文字通り、アレクサ(ALEXA)の中にあるからLEXなのだ。このAI技術力の高さだけでなく、その技術を一般大衆化させるスピード感に、社員でありながら圧倒されたことを今でも覚えている。アレクサは、AIイコールAmazonという図式を、少なからず世の中に植え付けた、紛れもないAmazonの新世代技術の結晶だった。
イギリスで急増するEVチャージステーション
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イギリスの道路上に急速に増加している電気自動車(EV)の人気は、国内全体でEVチャージステーションの需要を急増させている。EVチャージステーションの検索サービスを提供するZap-mapによれば、2023年8月時点で、その数はイギリス国内で約50,000カ所を数えており、その増加率は対前年同月比で42%も上昇した。今回のトピックスでは、イギリスでのEVチャージングインフラの成長について詳しく探ってみたい。 背景にはULEZ イギリスのみならず、ヨーロッパでは、電気自動車の普及率が爆発的に上昇している。この背景は様々あるが、殊にイギリスに関しては、政府主導によるところが大きい。イギリス政府は、エネルギー問題の観点から、持続可能な交通手段の促進を図るために、早い段階から多額の資金を充電インフラの整備に投じてきた。充電ステーションの設置をサポートする補助金プログラムや税制優遇策の政府の支援策が新たな充電ポイントの設置を刺激している。そして、その根底にある方策がULEZ (Ultra Low Emission Zone)である。イギリスの首都ロンドンでは、大気汚染の予防策の一環として、このULEZという規制地域が設けられており、これは、ロンドン中心部はもとより、ロンドン首都圏内の対象エリアを、排出ガスの基準に満たない車両が通行すると、その実態上所有者に対して、都度通行料金を求めるというものである。気になる通行料金だが、ULEZ内では、通行する度に1日12.50ポンド(約2000円)の料金を徴収される(ただし、エリア内に駐車され、24時間運転していない場合は免除)。この料金は今後も改定され、上昇することが見込まれる。この施策自体は、2019年に導入されたものだが、今年8月に、ロンドン全域にエリアが拡大された。
【永久保存版】GAFAM系テック企業の海外ポジションに就くための10のコツ (前編)
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昨今、GAFAMに代表されるテック系の企業でのキャリア構築を紹介したり、転職方法をアドバイスする書籍やコンテンツを目にするようになってきた。GAFAMとは、アメリカの代表的な大手テクノロジー企業の頭文字を取った用語で、Google、Amazon、Facebook (現在はMeta)、Apple、Microsoftの5社を指す。これらGAFAM系の企業は、就職および転職市場の人気度において、常に高い位置にランキングされており、同時にGAFAMでポジションを獲得するためには、それなりのハードルがあり、コツがいることは間違いないだろう。筆者の場合、アマゾンの根幹事業の一つであるアマゾン ウェブ サービス (以降AWSと表記) でのキャリアがこれに相当するわけだが、実際、在職約9年間の間に、国内外の知人友人問わず、SNS上などでAWSへの転職の相談を受けることは、決して少なくなかった。また、このGAFAMの5社は、共通点として、それぞれクラウド技術をベースにしたプラットフォーム事業を展開していることから、求められるスキルセットが似通っていることが多い。この理由から、クロスキャリアの実現が比較的容易であるため、5社間での人材移動も非常に多い。例えば、元マイクロソフト社員がAWSに転職したり、AWS社員が次にGoogleを転職先に選ぶ、そしてこれらの逆も然り、というケースである。そのためか、当時はあまり意識していなかったが、昨今のように、特定の一社のみならず、GAFAMというカテゴリーを対象とした題材ないしコンテンツが増えていることは十分に頷ける。

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