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街と文化の「再開発」:壊れるもの、生まれるもの

街と文化の「再開発」:壊れるもの、生まれるもの

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4本の記事
再開発が進む東池袋でカフェカルチャーと音楽シーンを作ってきた高橋悠が、地域の再開発と文化の継承と創造について発信します。
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高橋 悠
KAKULULU カフェ店主
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再開発が進む東池袋でカフェカルチャーと音楽シーンを作ってきた高橋悠が、地域の再開発と文化の継承と創造について発信します。
想定していた未来
全体に公開

2012年、建設途中の池袋WACCAの工事フェンスに貼ってあった池袋の「未来地図」 造幣局跡地は現在はイケ・サンパーク。旧・豊島区役所はHareza 池袋に。LRT構想はコミュニティバスのイケバスとなってます。誰も特に気に留めることない一枚の掲示物でしたが、豊島区が大きく変わることを予感させる一枚の未来地図に僕は心が躍りました。 現在ではSNSや役所のHPなど見せ方なども向上して情報にリーチしやすくなったと思います。ただ、当時の再開発は結局どのように変わるのか、いつ始まりいつ終わるのかなど、地元人ならでは土地勘、肌感覚で情報を得ていたように思えます。 もちろん、ビルを購入した時は未来ではここまでこの土地が変わるとは想像していませんでした。ただ、大きく変わったタイミングがあるとするならば、自分がお店を始めた2014年に豊島区は東京23区の中で、少子化や人口移動などが原因で将来消滅する可能性がある「消滅可能性都市」に不名誉ながら認定されました。
このインパクトは行政にはとてつもなく、役所としては考えられないスピードで、都市公園など整備し「住みやすい街づくり」を始めました。
空き家問題や人の賑わい創出などとリンクする部分が多いと感じたのか、当時、企業/行政などがお店に沢山視察に来ていました。
2000年代、文化はカフェから生まれた。
全体に公開
以前、渋谷の名ワインバー「bar bossa」の林伸次さんも書いていたのですが、「日本のカフェ」のウィキペディアの項目があれば、鎌倉の「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」、渋谷の「カフェ・アプレミディ」の二つの名前が挙がると思います。 どちらも90年代半ばには開業しており、00年のカフェブームを牽引したお店。「ディモンシュ」、「アプレミディ」に共通しているのは、音楽と共にあるスタイルを提案したこと。カフェ・ブームの際、「カフェで流れる音楽」をテーマにしたコンピレーション・アルバムが沢山生まれましたが、この二つのお店の名前が常にその先にあったと思います。 「ディモンシュ」は00年代に入ると店主の堀内隆志さんの趣味がより反映され、店名にあるようなフランス文化からブラジル文化にシフトしていき、日本における三度目のボサノヴァブームを先導していきました。その趣味の範囲は、ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン、ナラ・レオンなどでは当たり前のように収まらず、ミルトン・ナシメント、ドミンギーニョスなどミナスの音楽や北東部のフォホーまで広がり、極め付けは70年代ブラジリアン・ディスコのDJイベント「テルサ」を開催などブラジル音楽の魅力を全て伝えてくれていたように思います。

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