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刑事司法の一隅を照らす

刑事司法の一隅を照らす

フォロワー1344人
35本の記事
弁護士/元裁判官として、刑事事件や冤罪問題を取り巻く司法の実態を多角的に分析しながら、人間や社会の問題を深掘りします。
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西 愛礼
後藤・しんゆう法律事務所 弁護士(元裁判官)
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弁護士/元裁判官として、刑事事件や冤罪問題を取り巻く司法の実態を多角的に分析しながら、人間や社会の問題を深掘りします。
失敗から学ぶという取組み
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近年では、失敗から学ぶということが一般的に行われるようになりました。 例えば、企業や公共団体においても何か不祥事があれば第三者委員会を立ち上げ、提言された再発防止策を遵守するという一連の流れが形成されています。 ここでは、失敗に関する先進的取組みを紹介したいと思います。 航空安全分野の先進性 失敗から学ぶということについて、世界の最先端を走っているのは航空安全です。 航空事故に関しては、国際民間空港条約(シカゴ条約)によって国際的な原因検証と再発防止の取組みが整備されています。その13附属書においては、「事故や事件の調査の唯一の目的は、事故や事件の防止でなければならない。この活動の目的は、非難や責任の所在を明らかにすることではない」と明記されています。
人はなぜ間違えるのかー間違いを認めない心理のメカニズム
全体に公開
『冤罪学』の視点から考える「人はなぜ間違えるのか」、今回は人が間違っているかもしれないことに気づきつつも、なぜそれを認められずに結局間違ってしまうのかということについて考えます。 関連記事↓ 人はなぜ間違えるのかー「確証バイアス」による偏ったインプット 人はなぜ間違えるのかー誰もが陥る印象的判断の心理学 人はなぜ間違えるのかー結論ありきの判断の謎と「心証の雪崩現象」 矛盾に直面したときの心理 以前の「結論ありきの判断の謎と「心証の雪崩現象」」の記事に、人間は一貫させたがる生き物だということを書きました。人間は自身の認知や態度に一貫性を持たせようとする認知的一貫性があるのです。 その派生として、認知的不協和理論というものがあります。これは、人間は2つ以上の認知の間に矛盾が生ずる状態において、その不快感を低減しようと動機づけられるというものです。すなわち、人間は自分の意見や認識と相反するものに直面したとき、その矛盾を解消しようと、いずれか一方の認知を維持し、もう片方を排斥しようとする心理が働くのです。このとき、人間はそれまでの認知と矛盾する認知を受け入れることが難しく、都合の良い解釈をしたり無視することでそれを不合理に排斥しようとしてしまうことがあると言われています。

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