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「アート思考」とイノベーション

「アート思考」とイノベーション

フォロワー270人
42本の記事
現代アートのアーティストが生み出す常識を覆した発想やアート思考によって生み出されるイノベーションの事例などを紹介します。
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長谷川 一英
株式会社E&K Associates 代表/青山学院大学大学院 非常勤講師
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現代アートのアーティストが生み出す常識を覆した発想やアート思考によって生み出されるイノベーションの事例などを紹介します。
予期せぬ事態が引き起こす「ありえない」イノベーション
全体に公開
前回、商品開発をする際に、「あったらいいな」だけでなく、「ありえない」や「わからない」という要素を入れた方がイノベーティブになるという話をしました。しかし、「ありえない」ものを創り出すためには、どのようなプロセスが必要なのでしょうか。本記事では、アーティストの森村泰昌さんとAppleのiPhoneの事例を通じて、予期せぬ出来事と自分のテーマを化学反応させる重要性を探ります。 アーティストが示す創造の道: 森村泰昌のナポレオン作品 アーティストの森村泰昌さんは、美術史上の人物や映画俳優などに扮するセルフポートレートの作品(自画像的作品)で知られています。森村さんは、ジャック=ルイ・ダヴィッドが描いた《サン=ベルナール峠を越えるボナパルト》のナポレオンに扮して写真作品を制作しました。ナポレオンがアルプスを越えてイタリアに侵攻するときの勇姿を描いたものですが、実際とは違うと言われています。実際にアルプス越えで乗っていたのはラバで、ナポレオン自身もこんなに長身ではありませんでした。つまり「ありえない」絵画だったわけですが、虚構であることがこの作品の魅力です。
アート思考でイノベーションを起こす:収益よりもまず行動変容に焦点を当てよう
全体に公開
先日、『革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論』と題したオンラインセミナーを行いました。700名を超える方に視聴していただき、アート思考への関心の高さを感じました。このセミナーで、久保田沙耶さんのアート《漂流郵便局》を紹介したところ、「この事業はどうやって収益をあげているのか?」という質問をいただきました。この質問は、日本のビジネスパーソンらしいものです。今回は、収益より行動変容という思考の順序について考えます。 《漂流郵便局》:行動変容を促すアート 《漂流郵便局》は、香川県粟島にある古い郵便局を使って、受取人のいない手紙を預かるプロジェクトです。受取人のいない手紙というのは、例えば、お子さんを亡くしてしまったお母さんが、そのお子さんに対して自分が今考えていることを綴った手紙です。手紙を書いてしまったままだとそこで終わってしまいますが、ポストに投函すると、もしかしたら天国のお子さんに届いて読んでくれるのではという希望が出てきます。人々の心理に寄り添い、希望を持って手紙を投函する行動変容を促しました。

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