もしもブラックホールに落ちたら…… NASAが再現動画を公開 近いほど“時間がゆっくり”になる現象など解説
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現実的には、ブラックホールに突入するはるか前に宇宙船は潮汐力で壊れてしまいます。なので、この動画はなにがあっても壊れない宇宙船を暗に仮定しています。すると、ブラックホールの近くで一般相対性理論で予言されているさまざまな効果が再現されるという話です。下記では冒頭のブラックホールによる潮汐力で宇宙船が壊れてしまう話を説明します。
仮に宇宙船が太陽ぐらいの重さとサイズだったとすると、約1億km離れたところで壊れます(少数点以下は無視してます)。潮汐力によって壊れる半径は、宇宙船が軽ければ軽いほど大きくなり、宇宙船のサイズが小さければ小さいほど小さくなります。この両方の効果は相殺するセンスですが、これらを考慮すると、1000kgで10m程度の宇宙船だとその半径は、手元の計算では約20億kmとなります。今の場合、ブラックホールの半径は0.1億km程度なので、ブラックホールからはるか遠ところで宇宙船は壊れて残骸になってしまいます。元記事を読みましたが、動画で表現された赤い線の意味は理解できる範囲外でした。
https://science.nasa.gov/supermassive-black-holes/new-nasa-black-hole-visualization-takes-viewers-beyond-the-brink/