【台北時事】米台両政府は3日、経済連携を強化する新たな貿易枠組みに関する再交渉の日程を終えたと発表した。4月29日から台北で農業、環境保護、労働の3分野について議論。米台は生産的な話し合いができたとして、農産物の貿易促進などに向けた協議を継続する方針を改めて示した。

 台湾行政院(内閣)経済貿易交渉事務局は記者会見で、「農業分野では、貿易を促進するための法規制について意見交換した」と説明。米側に対し、パイナップルやマンゴーなど中国が禁輸している台湾産果物の輸入を許可するよう求めていることも明らかにした。 【時事通信社】