中国、月の裏側へ無人探査機 土壌など回収へ世界初のミッション

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• 峯村 健司

  キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員

  ・2024年06月02日

  中国は「嫦娥４号」を打ち上げた2018年以降「月の裏側」にこだわってきました。約１か月かけて月が地球の周りを1周する間に月自体も1回転するため、地球から見ると「表面」を見ていることになります。このため「月の裏側」は地球からは見えず地球からの電波も届きません。仮に中国が月の裏側に軍事基地をつくった場合、探知することが難しいのです。安全保障上に米国や日本などよりも有利になることを狙っている可能背があります。