DJ-ギリシャ、金融支援合意期限は6月末=EU
2015/06/01, ダウ・ジョーンズ
【ブリュッセル】欧州委員会のアンドレーエワ報道官は1日、ギリシャと国際債権団が金融支援の条件とする改革で合意する期限は唯一、6月末だとの認識を示した。
アンドレーエワ報道官は、先週ブリュッセルで開いたギリシャと国際債権団の事務レベル協議で進展があったとしつつ、「まだ(合意できる)状況にない」と語った。
その上で「6月末で現行の支援策が正式に期限切れとなるため、それが唯一の期限になる」と指摘した。
ギリシャと国際債権団は、過去4カ月にわたり金融支援の見返りにギリシャが行う経済改革で合意点を探っている。欧州連合(EU)関係者によると、交渉は徐々に進展しているが、年金や労働市場改革など争点となっている問題を中心に両者の溝は埋まっていない。
ギリシャは深刻な資金不足に陥り、国際債権団と合意するよう圧力にさらされている。国際通貨基金(IMF)に対し今月5日に支払期限を迎える3億ユーロ(約410億円)の資金は残しているもようだが、今月中旬が期限の3回の支払いはまかなえないとみられている。
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