円相場は26日午後の東京外国為替市場で一時、1990年5月以来約34年ぶりとなる1ドル=156円台に下落した。日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めたと伝わると、155円40銭台から急落を始め、10分足らずで156円台に突入した。

 鈴木俊一財務相は、円安が156円台まで進行したことに関し、「しっかり対応していく」と述べた。財務省内で記者団の質問に答えた。過度な変動かどうかについての問いには、言及を避けた。 【時事通信社】

〔写真説明〕1ドル=156円台に下落した円相場を示すモニター=26日午後、東京都中央区