[ソウル 26日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は25日、新設された防衛産業部門が製造した240ミリ多連装ロケット砲の試射を視察した。朝鮮中央通信(KCNA)が26日に伝えた。

新設部門について詳細は報じていない。北朝鮮は兵器生産を強化しているとみられており、米国と韓国はロシアへの兵器提供を指摘している。

北朝鮮とロシアは米韓の主張を否定している。

KCNAによると、今回の試射で多連装ロケット砲が精度などの必要な基準を満たしていることが示されたという。

金総書記は、新技術を取り入れた多連装ロケット砲が「軍の砲撃能力強化において戦略の変化をもたらす」と述べた。

KCNAはこれとは別に、金総書記が朝鮮人民軍の前身とされる朝鮮人民革命軍の創建記念日に、祖父で建国の父、故金日成主席の名前を冠した金日成軍事総合大学を訪れたと伝えた。