【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザ情勢などに関するイスラエルと米国の高官協議が18日、オンラインで開催された。米側はイスラエルが計画するガザ最南部ラファ侵攻について改めて懸念を表明したのに対し、イスラエルは「留意する」と伝えた。ホワイトハウスが発表した。

 米国はかねて、多大な犠牲を強いるとして150万人が集まるラファの侵攻に反対してきた。最近ではイランとイスラエルの対立も激化し、中東情勢が一層緊迫化する中、米国としてはガザでの戦闘休止交渉などを通じ、緊張緩和を求めていく意向とみられる。 【時事通信社】

〔写真説明〕18日、パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で、イスラエル軍に破壊された建物のがれきの中を歩く人々(AFP時事)