[シンガポール 28日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は28日、連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げを開始する公算が大きく、その後数年かけて徐々に金利をより正常な水準に引き上げる見通しだとの認識を示した。シンガポールのシンポジウムで述べた。

また記者団に対し、第1・四半期の弱い成長は天候要因などによる不規則な結果と指摘し、今年は成長率が2%程度となり失業率は5%を下回るとの見通しを示した。

利上げのタイミングについて記者団に質問されると、連邦公開市場委員会(FOMC)のすべての会合で検討する方針を示した。

「数週間後にFOMC会合がある。きょう決定を下す必要はない。データや情報をさらに集め、議論や分析を行う」とし、「データ次第ということは、何も事前には決まっていないということだ」と述べた。

ウィリアムズ総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。

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