【新NISA】クレカ積立の上限「月10万」に、政府の「狙い」とその「副作用」とは?
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正直なところ「借金して株を買え」という誤ったメッセージに繋がらないかが不安でした。決済の多様化で利便性が向上するのは十分理解するのですが、例えば月次積立で決済資金が不足した場合、お金に色はないので「借りて投資」という図式にもつながります。規制緩和派の私ですが、本件については若干後ろ向き。
私はクレジットカードの負債は適切にマネージしてるし与信もギリギリまで下げてるので意識しませんでしたが、確かにクレカは"負債"であってそれで投資をするというのは理屈としては違和感がありますね。
それにしても、日本はNISAやらクレカ積立やら誰かがお膳立てした商品が好きですね。本来、どちらも投資としては商品ではないですが、消費者には"NISAという商品"に見えていて、みんながやっているからと飛びつくんでしょうね。
ただ、NISAはあくまで税制優遇なので-10%すればそれは-10%ですし、+10%をNISAで買うより+15%を買って税金払う方が儲けは出ます。要はあくまで投資商品であってリスクは軽減されないしリターンも最適化されないので、自分で考えられない人は勉強してから始める事をお勧めします。特に今から始めるには、日経に代表される個別株はやめた方がいいと思ってます。引き落としがされたら積み立てになる方式にすれぱ解決するんだろうけど、システム的に大変そうではあるなぁ。
まぁ、昔からキャッシング枠で金借りて株買う層は一定数いたしなぁ。
NISAも、株や投信担保で6掛け位のファイナンスする金融機関があったらニーズありそうではある。