2024/4/17

前年比44％増、年収710万円…初任給”爆上げ”企業の舞台裏

北川 文子

NewsPicks　編集部 記者

月収40万円、年収710万円──。

初任給がぐんぐん上がっている。大学を卒業したばかりの新入社員でも、高額な給料を手にする時代になってきた。

賃上げで給与水準が上がった影響もあるが、世間はどこも人手不足。優秀な人材をつかまえようと、思い切った額を提示する企業が増えている。

経験のない新卒社員に、なぜそこまでの給料を出すのか。そして、何を期待するのか。

初任給“爆上げ”で注目を集めた3つの企業に直撃した。

INDEX

• 平均年収を超える初任給
• 1️⃣TOKYO BASE：アパレルは安月給じゃない
• 成果報酬で「年収200万円の差」
• 2️⃣GMO：リーダー候補に破格の待遇
• 入社2年後の「審査」
• 3️⃣ドリーム・アーツ：全国一律年収504万円
• 「戦場の真ん中に立つ」給与体系

平均年収を超える初任給

大企業を中心に初任給が上がり続けている。

コメント

注目のコメント

• 大澤 陽樹

  OpenWork 代表取締役社長

  ・2024年04月17日

  TOKYO BASE社のスーパースターセールス制度についてはこちらに詳細が公開されていますね
  https://tokyobase.co.jp/news/20210806/
  
  OpenWorkのクチコミを見ると、残業時間について厳しいコメントも散見されますので、今後どのように残業の実態が改善されていくかがポイントだと思っています。こういったチャレンジは心から応援しています。
• 比屋根 一雄

  三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長

  ・2024年04月17日

  初任給が上がるのは良い傾向ですね。やっと人材不足が給与に反映されてきました。素直に評価したいです。
  
  でも人件費増に応えられるのは、利益率が高いか、成長している企業だけです。企業間格差が広がり、中途採用含め人材流動化が進むでしょう。高給与の企業に人材が集まれば、全体として給与水準が上がるので期待したいです。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2024年04月17日

  賃上げ企業の理由が儲かっていて上げているのか、人材確保のためにあげているのかを見分けるには、ボーナスを見ればいいでしょう。
  本当に儲かっていれば従業員皆のボーナスも上がりますから。