【英国名門校】結局「いま、読むべき本」とは何なのか?
NewsPicks編集部
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「未来のエリート」に求められる教養を、名門パブリックスクール入学を目指す少年たちに指導する「スーパーチューター」ことジョー・ノーマン先生に、英国エリート流「読書の流儀」を伺いました。
「ザ・課題図書」を読ませるのではなく、あくあでも読書の楽しさを追求するアプローチに、共感大です。記事の中で述べられている通り、読書は著者と「対話」しながら自分の思考を引き出す営みであると感じています。
また、私は感銘を受けた本は何度も読み返すようにしています。
古くから大切にしてきた知人との対話のようであり、自己の変化や成長と結びつけ、新たな解釈や気づきをもたらしてくれるからです。「食べたものがあなたを作る」のと同じように「読んだものがあなたを作る」のはまさにその通りですね。
ここに紹介されている本というのは、本文にもあるように「知的なぜいたく」をもたらす本。懐古的に聞こえたら恐縮なのですが、2000年ぐらいまでは日本でもまだぎりぎり「知的なぜいたく」をもたらす本が売れていたし、著者も書くことができた。そんな文化的な土壌がありました。
それ以降は経済の沈下とともに知性にも余裕がなくなり、手っ取り早いハウツー系の本全盛の時代になっていきました。ユーモアやレトリックすら読解されない、という現象も生まれはじめています。
今回紹介されている本を契機に、リベラルで豊かな文化的土壌が再び醸成されることを願っています。本物のラグジュアリーもそんな文化的土壌あってこそ育っていくものだと思っています。