“機械学習パラダイス”…AI学習し放題に歯止め、文化庁など業界に指針
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これら生成AIと著作権に関する議論は継続的に行われていることから、開発者、ユーザー、アーティストいずれの立場でも、慎重に見て行くことが必要です。
記事タイトルは「AI学習し放題に歯止め」と決定的な表現になっていますが、現段階では"考え"が示されただけであること、また改正を行うべきといった立法を伴う内容ではないことの"考え"も同時に示されていることには注意が必要です。
とはいえ、以下のような議論が行われてはいます。例えば、開発・学習段階において、基本的にアーティストの「作風」はアイデアであることから結果として似たような作風の生成物が出力されてしまうことはあり得るものの、意図的にその作風を模倣させるために追加学習させたり、RAGのような外部データを使う仕組みを構築したりすることは、「享受目的」も併存していて、著作権侵害にあたる可能性がある、などです。
ちなみに、文化庁で行われた審議を整理した「AI と著作権に関する考え方について(素案)」はこちらですが、かなり難解ではあるので、よりわかりやすい整理が待たれるところです。。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/pdf/94011401_02.pdf