「書き写し」や「蛍光マーカー」には意味がなかった…最新科学でわかった「昔ながらの勉強法」の本当の効果
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記憶に関しては21世紀になってからアメリカで色々な研究成果が出ています。
単純化して書くと、文章を2度読む時間を与えた場合と文章を一度読んで覚えていることを書き出した場合で、1週間後記憶テストをすると後者の方が優秀な成績になったそうです。
後者は書き出したことが正しかったかどうかの確認はさせていないそうです。
また後者の方がよく覚えられなかったという不満を持つのだそうです。
今の教育はインプット(覚える)を重視しすぎて、アウトプット(思い出す)が弱いようです。生徒が他の生徒を教えることが実は教える生徒に良い教育効果を出すのはこのことかもしれません。
この研究をしたアメリカでも、相変わらず何度も教科書を読めという教育がまだまだ多いとのこと。
これを読んで実行したのですが、読んだ後何が書いてあったから書き出すって、かなり頭にストレスがかかります。
授業の後での小テストは、記憶定着には有効なんだと思った次第ですが、生徒には不人気のようです。
注目のコメント
学習の効果をどのようにとるかによりますが、令和6年になってもハイライト、下線、写経、音読の繰り返しなどの手法が「学び」だと疑わずに信じて教え続ける人は一定数います。また、それを信じて付いていく子どももいます。
だからといって、費やした時間が全て無駄で無意味だということにはならないとも思います。
なぜなら、こうして行った勉強の成果や記憶を元に、次はどうしていくかを考えられるからです。
一方的に、それは間違った勉強法だ!と揶揄することの方が建設的ではないなと考えます。ここのみ読む価値あり↓
「もちろん、何かを「読む」という場合に、頭の中でどのように情報が処理されているのかは、人によって異なります。あとで紹介する「精緻的質問」や「自己説明」など、脳により負荷がかかる、記憶への定着や理解力を高める作業を再読に組み入れている人は、その効果も違ってくるでしょう。」