[ワシントン 1日 ロイター] - 米国とイスラエルの高官は1日、オンライン協議を開催し、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻に代わるバイデン米政権の提案を協議した。協議後に発表された共同声明によると、イスラエル側はラファ侵攻を巡る米国の懸念に配慮するとした。

米国からはサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)やファイナー大統領副補佐官らが参加。イスラエル側はデルメル戦略問題担当相やハネグビ国家安全保障顧問などが参加した。

両国は来週にも対面で戦略協議を開催するとした。

共同声明によると、両国はラファに関する建設的な対話を行い、ラファのイスラム組織ハマスの打倒という目標共有で合意した。

共同声明は「米国側は、ラファにおけるさまざまな行動について懸念を表明した。イスラエル側は、これらの懸念に配慮し、専門家による協議継続で合意した」としている。