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<神への挑戦>ゲノム編集ベビー「やがて世界は受け入れる」初作製の中国研究者(毎日新聞)

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  • NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    2018年にゲノム編集ベビーを誕生させたと発表し、約3年間収監されていた賀建奎氏が、人の胚(受精卵)を対象とした研究を再開したとのこと。日本メディアでは初の単独インタビューという意味でも要注目です。

    賀氏は昨年6月、自身のSNSでアルツハイマー病の治療法開発の目的でマウスやヒトの胚をゲノム編集するという研究計画を公表していました。そこではゲノムを改変した胚を子宮に移植して子供を誕生させることはしないと書かれており、今回のインタビューでもそれを明言しています。

    しかし、子宮に戻さないなら問題ないかというと、そう単純な話ではありません。ゲノム編集ベビーの誕生以前には、中国を中心とした複数の研究グループによりかなり拙速とも言えるヒト胚の改変研究が行われており、それが賀氏による「臨床応用」の呼び水になったとも言えるからです。

    一方で、「難病の治療目的ならゲノム編集は許されるのか」については、まだ国際的なコンセンサスは得られていない状況です。たった一つの遺伝子改変であっても他の遺伝子の働き方に影響を及ぼすなど思わぬ副作用が起こり得ますし、「改変ミス」も防ぎきれません。人が人を改変していいのか、というさらに重大な倫理的な問題もあります。

    重大なルール違反をした賀氏が再びヒト胚を使う研究に戻ること自体に対しての批判の声もあるでしょう。今回のインタビューでも過去の試みについて説明責任を果たしたとは言えません。


注目のコメント

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    リージョナルフィッシュ株式会社 代表取締役社長 / NTTグリーン&フード株式会社取締役 CSO

    遺伝性の難病の治療という観点からは非常に有望な技術であると理解してます。しかし、現時点で人間に応用するのか、その規制を含めてコンセンサスが必要です。現状では、人間応用の場合にはオフターゲット(意図していない箇所を編集してしまうリスク)の問題があります。人間の遺伝子の7割は致死性なので、オフターゲットで大変なことになるかもしれないのです。技術の進歩と倫理的な議論が必要でしょう。


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